王者立海生の日常
観光
「―――――ねー、ねー ゆまっち これホ●っぽい服じゃない!?
どーしよー買っちゃおうかなー」
「次のイベントの費用に貯めとかなくていーんスか?」
「お前らなんでここに来てまでそんな話なんだよ…」
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―――エイシュンがよもぎに服をあてながら眼鏡を光らせる
「アナタ守りに入り過ぎなんですよ
もう少し攻めを見せなさい
その服余計子供っぽく見えますよ」
「別にわたしの服のことはいいですッ!!
レザーはわたしの趣味に合わないです…」
「レザーはこの秋流行りますからノープロブレムです」
「一緒にお洋服見てくれるなんていい彼氏さんですね〜
しかもカッコいいし」
「「彼氏なんかじゃありませんよ!!」」
はぁ〜、と わざとらしくため息をついて
エイシュンが眼鏡をあげる
「こんなおバカさんには興味はありませんよ」
「わたし別に馬鹿じゃありません!!」
「そうやってすぐ怒るところが頭の足らない証拠ですよ」
喰ってかかるよもぎを鼻で笑うエイシュン
「次はワタシのほう付き合ってもらいますよ」
「(自分からすすんでこの店入ったクセに……ッ)」
マイペースなエイシュンに
山程文句を言いたかったが、
携帯と鍵を握られている以上、
よもぎは大人しくエイシュンの後ろを着いていくしかなかった
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