名前変換無極短小説 ※狂・グロ・微裏…含有※ shortの小ネタになるので内容が被ることがあります 2011-03-30(水) 似てない姉弟(雲雀) 「今日ね、遅くなる、かも」 「何、ソレ」 庭で花を手入れする姉を見下ろして雲雀は顔をしかめた。別段、シスコンでもないが女がわざわざ遅くなる宣言に加えそれが身内ともなると通常こういう反応になるだろう。 まさか男?と雲雀の目が訴えていた。 「違うくて、大学のパソコンで仕事しなくちゃいけないから…ね?」 「ふぅん」 雲雀は瞬時にそれが嘘ではないと見抜いた。雲雀の姉は雲雀に似ず、嘘がつけない、分かりやすい性格だった。 「迎えよこすよ」 「う、でもどれくらいになるかわからないから…」 「じゃあ勝手にすれば」 「うん、いつもありがとう、恭弥」 そう言って笑う姉を見て、中身も外見も性質もつくづく似てないと雲雀は思った。 本当は姉じゃねぇ(^ω^) . [*最近][過去#] Ciao!Ciao! Buonanotte! [戻る] |