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「六波羅遊戯」とは?

敦盛と経正が かくれんぼ する お話です。
六波羅を あっちこっち 移動して あにうえに 会わせてあげてください。

―♪―♪―△―▼―◇―■―〇―◆―□―▲―▽―♪―♪―











六波羅遊戯


今日は あにうえのお仕事が お休みの日なのだ♪

「久しぶりの休暇だ。今日は敦盛と いっぱい遊んであげようね」
「わ〜い♪」

わたしは嬉しくなり、あにうえの おひざの上にちょこん♪

「ふふふ。敦盛は いつまでも 甘えん坊さんだね」
「えへへ♪」

あにうえは わたしの頭を ヨシヨシと 撫でてくれた。

「…でも 良かったよ。敦盛が 笑ってくれて」

そう言い、あにうえは ギュっと してくれた。

「…熊野から帰ってきて…余程 楽しかったのか、ずっと沈んでいたようだから…」
「あにうえ…」

…そうなの…

…熊野での日々は わたしにとって かけがえのない時間だった…

………………

…ヒノエとブランコで遊んだ…
…ヒノエの友達、いっぱい会えた…
…ヒノエの夢を…見せてもらえた…

……………

…そして…
…熊野で過ごす、最後の夜…

………………

…ヒノエと…
…お祭り… … …行けた…!

「お祭り…あにうえが 力添え してくれたから 行けた…楽しかった…!」
「そうだね。私も行かせられて、本当に良かったと思うよ」

あにうえは また ギュっと してくれた。

               ☆

「敦盛はヒノエ達と どんな遊びをしていたんだい?」
「えっと…ね… … …かくれんぼ…!」

ヒノエは かくれんぼは 男子の遊びだと 言ったのだ。

「わたしの得意な貝合せは 姫の遊びだと言うの…」

貝合せも…楽しいよ…?

「ははは。ヒノエらしいね」
「…それに…熊野は不慣れで ヒノエのあとを ついて行ってばかりで…ヒノエが鬼の時は わたし…迷ってしまって…」

怖かったのだ…

「…かくれんぼ…わたしには 難解な遊びなのだ…」
「おやおや…じゃあ、敦盛…」

あにうえは 気弱な発言をするわたしに 提案された。

「私と”かくれんぼ”やってみよう?」

               ☆

わたしが鬼で 五十数えてから あにうえを 探すのだ!

「よんじゅきゅーう…ごーじゅう!!」

見つけるのだ〜!!


あにうえ〜!


どこかな〜?



…あにうえー



…クスン…


…どこー?

…わたしは六波羅を あちこち回ったが、あにうえを 見つけられなかった…

「…シクシク…あにうえ…どこに隠れたの…?」

もう残っているのは… … …



⇔どこに行こうかな⇔⇒

薄暗い部屋に行く
日溜りの部屋に行く


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