わたしは薄暗い部屋にやって来た。
……
……
……
…暗いのだ…
……
……
…よく見えないのだ…
……
……
ふわわっ!?
…
…
…
…いた〜い…
…
…何かに蹴躓いたのだ…
…
…
「…こんな真っ暗な部屋に布団が…」
だから蹴躓いたのだ。
「… … …ほう… …布団…ね…」
…
ほえ?
…
…この声…
…
「…この俺を蹴り…布団呼ばわりとは…… …敦盛… ……偉くなったものだ…」
「と!? 知盛どの!!???」
知盛どのは ゆっくり身を起こし、ゆらゆらと 近付いてこられた。
「…どうした?……俺の眠りを妨げ……何も言う事無し、か?」
あわわわわ…
知盛どのは 寝起きが悪いので 有名なのだ。
だから 寝起きの知盛どのには 近付かないよう、あにうえ達に言われているのだ。
知盛どのは お怒りの様子なのだ…
⇔どうしよう!?⇔⇒
「あわあわ…!!」
「ごめんなさい…!」
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