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今日はやけに寒いなと、布団から起き上がり外を見ればふわりふわりと雪が舞っていた。

だからシャミセンが布団の中で寝ているのかと妙に納得し、俺はふと、ある光景を思い出した。


それは古泉の家に泊まりに行くと見れる光景だ。

古泉の奴は案外寒がりなのか厚手の布団をかけて寝ている。まぁ、俺も一緒に寝ているがな。

よく俺の方が先に目を覚ますのだがその際に必ず古泉の寝顔をチェックするのが日課だったりする。

いや、あいつの寝顔は中々レアだぞレア!寝ている時もハンサムなのは気にくわないが。

……すまん、話が反れたな。
まぁ、そんな細やかな楽しみを満喫しているとたまに見れるのだが、古泉がな、猫みたいに丸くなるんだよ。

これはレア中のレアなんだぞ!!

いつものハルヒのイエスマンで二人きりになると変態狼になる古泉が猫だぞ!?なんかこう、それを見ると自然と笑ってしまうくらい俺の中ではツボにハマっていた。

一度写真に収めようかと頑張ってみたが音に敏感なのか、瞬時に起きた古泉によって早朝から過度な運動をさせられたのは苦い思い出だ。

古泉の奴は低血圧だったりするのか?……いや、その時の古泉は半端なくドSだったんでな……この事は忘れよう。



「あーさむ、今日も古泉は猫みたいに寝てるのかねー?」

背伸びをし、欠伸を噛み締めながら独り言なんぞ言ってみる。どうせ誰も聞いてやしない…と、思い着替をしようと振り替えれば何故此処にいるんだ古泉!?


「おはようございます。いやぁ、随分気になる独り言でしたね。僕が…なんですか?」

「な…ななっ!?」

有り得ない、有り得ないだろ!?今はまだ8時前だぞ!?しかもここ俺んちin俺の部屋!!!

「朝っぱらから何故いる!?いつの間に入ってきた!?」

まるでちゃぶ台を引っくり返すかの如く目の前でニッコニコしている古泉に詰め寄った。

ここは曖昧にしてはいけないところだっ!

何故なら、今後俺の休息の場がなくなるかもしれないという危機に陥っているからだ。


「何度もノックはしましたよ。ちなみに妹さんに快く案内されたので不法侵入ではありません。」

やはり妹か…何故かハルヒに続いて古泉の事も気に入っているからな。一度妹とじっくり話す必要がありそうだ。




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あきゅろす。
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