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第六章

【DEAD OR ALIVE】

 ハードダーツから火が着いたダーツ熱は 折からのダーツブームも在りマシンダーツ導入に踏み切る。これが見事にはまる。導入当初は素人同然だった常連も、そこは負けず嫌い集団、メキメキと腕を上げ、外部からの遠征組にも互角の戦いを挑めるまでに成って行きます。またレンタルマシン一台当りの稼動率としては、月間全国一を記録するなど、留まる事の無い盛り上がりを見せていました。がっ!
そんな折りも折り、公安から飛んでも無いお達しが届きます。w( ̄o ̄)w
曰く「ダーツマシンの大きさは現行の本体のみならず、スローライン上及び左右15pを加えた全床面積とする」これは、どう言う事かと言うと、ダーツ一台でテーブルゲームマシン10台設置する事と同じ事になる。小規模店舗に一台でもマシンダーツがあれば、客席に対するゲーム機の床占有率が上がり、つまり遊戯場と見なされ酒類販売は認められず、撤去か、ゲームセンター転身の二者択一を迫られているのと同じ事となる。 なんじゃこりゃあ!?
ただの弱い者いじめじゃねぇか!誰の差し金だぁ! と言う事で情報収集です。 古町の馴染みのダーツバーでは、モニターや本体撤去が始まり、廃業を考えてる所も出始めてとの事。
これは、早急に手を打たねば。今度は敵陣突破です。 県警本部、西警生活安全課に突入します。
 撃沈です。当該店舗面積では調査が入った場合、営業停止も有り得るとの事。「面積さえ広けりゃいいんだな!」★ヾ(*`Д´*)ノ確認確約を取った上、帰路ある決断に達します。  “再移転”
この二年この土地でがんばって来た貯えを再度、全放出です。引っ越し貧乏と言う言葉がありますが、まさに地で行く事と為ります。 移転先は大学南一丁目!今回も決断から工事開始まで五日、工期一月、引っ越し三日という、超ハードスケジュール!人知を超えた人海戦術でやり遂げます。真夏の日差しが強く刺す、お盆盛りの頃でした。


移転後、残された店舗で新たなる挑戦が始まる。次回「和邪無'S味油」
第七章

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