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耐久リアルタイム
2010.01.06(水) 20:48
耐久リアルタイム小説の続きです

・地味に増えるよ

・BASARAの学パロのみで

・筆頭がバカだよ

・夢主は固定


そんな話ばかりです。ついでにリクも受け付けますので、何かあったらコメントに。出来るだけ頑張るよ。
コメント(1)

2010.01.05(火) 00:33
コメントレス

†テン様
コメント有難うございます。こういうバカな現代短篇夢なら楽に浮かぶんですよね。また書いてみますね!

コメント(0)

2010.01.04(月) 02:24

伊達政宗と書いて変態(シスコン)と呼ぶ生き物は、何故か一部の男子にしかその妹溺愛姿を知られていない。何やら他の生徒には伊達政宗(伊達組組長)としか映らないらしく、男子の大半からは畏怖と憧れ、女子からは熱い眼差しを頂いている。貴様等の目は節穴か。長宗我部もそうだが、『アニキ』『筆頭』と慕われるその思考が分からない。ただの馬鹿だぞ?特に長宗我部は。そんな妹馬鹿の伊達がハロウィンに便乗して、妹のコスプレ姿に鼻血を堪える姿は滑稽を通り越して寒気すら抱く。

「っ、きゅ、Cuteだぜ、白露っ!」
「兄さんも格好良いよ。吸血鬼」

学園祭兼ハロウィンを執り行う可笑しな企画には毎年頭を捻るが、新聞部からの回し者である猿飛が構えるカメラを奪い取り、引きつる笑顔で白露と真田、前田やら長宗我部との写真を撮る伊達はどう見ても憧れにも恋愛の対象にも考えられない。ただのシスコンだ。カメラを取り替えそうとする猿飛を蹴り跳ばし、今度は己と白露の姿を撮らせる光景を羨む女子の頭の中はもう駄目だろう。

「ちょ、竜の旦那!俺様一応謝礼先に貰ってんだから!」
「Ah?ンなら後で女子受けする奴をこいつ等で撮ってやるから、撮るの手伝え」
「えぇ!?なんで俺様が!」
「かすがとのツーショットだ。……上手く撮れよ」
「……おっけー、竜の旦那」

気色の悪い笑みを浮かべて取引をする駄目男二人。見目も頭脳も申し分ない男だが、中身が全てを台無しにする人間というのも、存在するのだな。

「白露」
「ん?なに、元就君」
「それは猫耳か?」
「違うよ。狼女です!」
「………そうか」

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2010.01.04(月) 01:16


「何をするでござるか、政宗殿」
「HA、何もしてねぇよ」
「ならばこの手を離されよ!」
「いやだね!」

一つの小さな長方形の箱の端を掴み、何時ものくーるな表情で自分から取り上げようとしているが、その隻眼は苛立ちを含ませ、蟀谷には青筋が浮かんでいる。何時も佐助の様に余裕のある政宗殿がこうした、くーるとは正反対の焦る姿を見れるのは早々ないが、それは白露が絡まない場合だ。可愛い妹である白露が絡む場合、十中八九政宗殿はその瞳を和らげるのだ。溺愛しているのだなぁ、と、家族想いの政宗殿に甚く感激するが、それは時と場合による。これは俺が白露から頂いた、『ばれんたいんちょこ』なのだ!如何に兄である政宗殿といえど、渡す訳にはいかぬ!それに政宗殿も頂いたと、乙女の様に頬を赤らめ、話されていたではないか!

「Shit!誰が乙女の様にだ!」
「政宗殿でござるよ!あの毛利殿が引く程気色の悪い笑みを浮かべていらした!」
「ちょ、毛利っ、つか真田アァァア!!本気でぶっ飛ばすぞ!!」
「何故、某が殴られねばならぬのだ!それに政宗殿は白露から既に頂いたのであろう?他の女子からのも受け取ったのを拝見いたしましたぞ」
「なっ!?それ白露に言ったのか!!」
「いや、某は申し上げていないが……」
「が!!?」



「長宗我部が話していた。大層喜んでいたぞ、シスコン」
「元親アァァア!!!」
「はぁ!?いや、俺ァ話していね―――ゴフぁあ!!」
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2010.01.03(日) 22:28


「――で、結局『姫始め』とは何なのだ」

元旦から三が日、有耶無耶に正月の忙しさ(年明け漢祭り)に躱していた話題を再び振り掛けられ、頬を引きつらせた。いい加減忘れてくれないだろうか。下手に覚えのいい主人に頭痛がする。

「うん、アレね。アレは元日にする行事なんだよね」
「嘘を云うな。期限は云わなかったぞ」

あの禿が!!若い夫婦を揶揄って楽しむ初老の家臣が、以前自分の主人に余計な事を話した男だ。あの後、家臣の妻に事の顛末を話し、きつく説教して頂いたのだが、どうやら懲りていない様。残り少ない命(頭皮)を散らせたいんだね、あのジジイ。

「実はあるんだよ、期日が。元旦から二日の明け方までがそうなの」
「なんとっ!」
「後免ね、旦那。大将や他の重鎮との挨拶の方が重要だからさ、話すのが躊躇われたんだ」

御方様も楽しみにしてたからさ。嘘の塗り重ねだが、武田式漢祭りで傷付いた身体をこれ以上酷使したくない。のらりくらりと、日頃と同じく躱しながら何とかその時は逃れたけど、

「さ、佐助っ!」
「えっ、どうしたの!?御方様!」

目尻に涙を堪え、何故だか耳や首筋まで真っ赤に染めた御方様が自分を見付けるや否や駆け寄り、困惑に見上げてきた。やっぱり美人だなぁ。竜の旦那の妹姫なのだから当たり前なのだが、こうして改めて見ると息を飲んでしまう。つかこの状況、旦那に見られたら確実に勘違いされる。

「も、毛利様に聞きました!」

何を、とは返せない。織田との戦いに一時的に同盟を結ぶ事となった中国と四国の主人。毛利元就と長宗我部元親が年明けの挨拶に甲斐に訪れたのだが、聞いた様だ。アレを。

「――あー、うん、……大丈夫ですか?」
「は、はい……、あの、幸村様はこの事…?」

まさか、と恐る恐る聞く御方様。それに「まさか」と肩を竦めて微笑めば、顕らかに安堵のため息を零された。いや、話していたら絶対今、此処にいないから。任務に駆り出されているよ。

「うん、でも、まさか毛利の旦那に聞くなんて思いませんでしたよ。鬼の旦那の方が気さくで話しやすいと思いますから」
「はい、始めは長宗我部様に御尋ねしたのですが、事の顛末を話されている途中で酔ってしまわれた様で、真っ赤になられてしまわれて」

情けない。それでも西海の鬼と謳われる男か。以外と初な鬼の旦那に呆れながら御方様に再び思考を戻すと、

「でも、良かったです。沐浴で身を清めながら一年の安寧を願う行事なんて、幸村様絶対無理ですものね」
「……はい?」


毛利の旦那がどう説明し(逃げた)か知らないが、更なる嘘が塗り重ねられた様で。
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