贈・貰
せ ん り つ(柊夏様へのキリリク)
音楽室から見えるテニスコートは
いつも女子の大群で囲まれて上からみると
無数の頭が並んでいてキモチワルイ
私は特に興味がないので自分の楽器に集中している
これが日常だった
そう。
〔だった〕
非日常は突然きた
いつも通り楽器とにらめっこをしている私
いつも通りコートに群がる頭の大群
『ほんと相手にされないのに毎日毎日
よくコートに行こうと思えるよ。
私だったら絶対ムリだわ』
ふともらした独り言
聞いてる人はいなかったはず
なのに
「へぇ〜、名前さんって
テニス部に興味ないんだ!!!」
いた
しかもよりによってテニス部レギュラーの
鳳 長太郎だ
同じクラスだから名前くらいはしっている
・・・・話かけてきてるし答えた方がいいよね
ためらいもせず淡々と答えた
『うん、ない。微塵の欠片もない』
そう言うと更に驚き笑いはじめた
「あははは初めてだよそんなこと言った人
自慢するわけじゃないけどテニス部って
有名だからさ」
十分自慢だろそれ。
心で毒づいたつもりなのに自慢じゃないってばw
と返ってきたときにはびっくらこいた
「それクラリネットだよね!」
『そーだけど。なに??』
「いや、よく部活中に聞こえるんだよね!
ハズれた音が」
えええええええええぇぇぇぇ!!
こいつこんなキャラだったのか!!
予想外の言葉に耳を疑った
「俺はいつもこんな感じだよ!
名前さんが勘違いしてただけww」
私が唖然としているところに
容赦ない言葉がふりかかってきた
「毎回同じところ間違えてるよね!
いーかげんにしたら^^」
『うっ
気にしてるところを!!』
かなり傷ついたぞコラ
『思ってるんだったら行動しなきゃ!』
ぐいっと引っ張られピアノの前に座らせられる
こーしていきなり練習が始まった
2時間後
『で、、できた!完璧に吹けた!!』
「うん!今の良かったよ!すごい上達したね」
笑った彼にときめいたのは内緒にしておこう///
彼と覚えた旋律
忘れることはないだろう
そして彼との練習で芽生えたこの感情も
きっと私は忘れないだろう
絶対に・・・・・
え?どんな感情かって?
それは
戦慄
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「じゃぁハイ。これも覚えてみて!
これができたら他曲も完璧にできる技術が
身につくから」
渡されたのは参考書なみの分厚い楽譜
「約10曲くらいかな
長めのものばっかりだよ!
期限は・・・4日以内ね」
『・・・・・・・』
「分かってると思うけど・・・・逃げないでね^^」
彼女の前途多難は続く
キリリクしてくださった柊夏様ありがとうございます!
ちょっとだけ解説という名の言い訳↓
練習がスパルタだったんでしょうね!
もう恐怖みたいなw
このあと恋愛発展してくれたらいいなと
思っています!
でわ駄文すみませんでした/~
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