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長編
part4.     2/17up
あーーーーーだっる!!何このだるさ・・・・アレか?睡眠不足か?
ん〜まぁ思えばこの一週間勉強づくしだったもんなぁ・・・・・
でも!!やっと、、やっと終わる!この地獄から解放される!なんてったって今日はテスト最終日なんだから!!
テスト最終日の嬉しさからだるさなんて気にならなくなっていた私は制服に着替え少し早めに家を出た

教室に着くとすでにテスト勉強を始めている数人と
「俺、今回はまじ神がかってるから勉強しなくても〜」「もう、あきらめた〜」などテスト日ならではの会話を楽しんでいる数人とで別れていた
もちろん普段の私なら教科書を片手に会話を楽しんでしまい結果勉強したつもりになってしまうタイプである
それを分かっていて初日は友人達が話しかけてきたが今回は勉強!と強い意志をみせたため
3日目となる今日は挨拶をすませたら話をもちかけては来なかった
席に着くと白石と謙也がひらひらと手を振りおはようと挨拶したのが見えたので手を振り返し教科書を机に広げた
15分もすると担当の先生がやって来てチャイムがなる
もう少しやっておきたいところだが「筆記用具以外は全て廊下に出せよ〜」なんて呼びかけられてしまえば中断せざるをえなかった

      「では、始め!!」

一斉にシャーペンが紙の上をはしる音がする
さぁ、最後だ!と気合をいれ夢中で問題を解く

   「やめ!ペンを置いて解答用紙をまわせ〜」

自分でも驚くくらい集中していたみたいで気がついたら終わっていた
周りがガヤガヤし始める
ぼーっと座っていると友人より先に白石達が話しかけてきた
白「どないしたん?ぼーっとして」
 『ぅん?いやなんでもない』
ははっと軽く笑ってみるもののなんとなく喋る気がおきない
テストが終わって嬉しいはずなんだけどな・・・・
謙「出来が悪かったんのとちゃう?」
ニヒヒと冗談めいた笑いで茶化してくる謙也
少しばかりイラっときたので座ったまま蹴ってやった
白「そや!名前、謙也!テストも終わって部活も  無いことやし、たこ焼きでも食いに行こか!」
明るい笑顔で提案する白石に謙也もお!それ、ええなぁ〜と賛同しそれぞれ帰宅の準備を始めた
ここで、えぇ私の意見は〜?などと問いても結局押しきらるのは目に見えていたのであえて黙っとこう。
謙也はこういう時もムダに早く遅い!とせかしてくる
白石が「あそこテスト後は混むから先行って並んどって〜」と頼めば「お安い御用や!!」と走って行ってしまった
なんて単純な奴なんだwwww
白「名前〜。仕度終わったか?」
自分の仕度が終わったのだろう私の前の席に座って言った
 『うんーあとコレいれるだけ〜!』
と答え前を向くと目が合う
逸らすこともできずお互い目が合ったままだった
えぇ、、、、どうしよう。白石早く他のとこ向いてくれないかな・・・・。
しかしそんな期待もくずれ落ち白石はじっとこっちを見ている
何・・・・こんな俺得みたいなシチュエーション
いや、私的にはほら、あれだから、、そのまぁ、美味しい場面だからいいけどさぁ・・・・。
考えているうちに顔が赤くなっていく
何だこれ顔あっつっっ!!恥ずかしすぎる!!!!
その時頬にヒヤっという感覚が伝わった

 『へ・・!?白石っ!!??』

気づくと私の顔は白石の両手で包まれていた
 『何なななな何!?』
白「名前じっとしとき。」
そういうとだんだん白石の顔が迫ってきた
ぇ・・・もしかしてこれって、せせせ接吻?!
どうーーした、白石!!おおおおおお落ち着け私!!
もちろん落ち着くことなんてできず目の前には白石の顔

  コツン

額と額がふれた

 『しらっ・・・・!!』
白「名前!すごい熱やんっ!!!」

え・・・なななんだ熱測ったのか・・・
あ、焦って損したぁぁって熱!?
あぁ・・だからか、今日のこのダルさ。
妙に納得しながらさっきのときめき返せ!寿命10年は縮んだわっと白石に毒づいた
あ・・!もちろん心の中でですよw

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謙「白石!名前!!遅いわ!
  順番きてもうたから買っといたで!」
白「おぉ、すまんな謙也。」
勢いよく教室に走りこんできた謙也は、まぁええわ。といいながら私の横に座った
謙「ん?名前なんや静かやなぁ。
  コレでも食うて元気だしぃや!!」
まだ買ったばかりのたこ焼きをほれ!と満面の笑みで渡してくる
 『・・あったかい。ありがと謙也!』
素直にお礼を言うと謙也は物珍しそうに私の顔を見てきた
やはりイラっときたので本日二回目の蹴りをくれてやった



はい!やっと4話目ですよww
タイトルは『人生何事も素直が大事』なんですが
どこにその要素があるのやら((笑))
甘めにしてるつもりなんですがどうなんでしょうか・・・?
では、ここまで読んでいただき有難うございます!

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あきゅろす。
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