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長編
幸村
「ねぇ、いいでしょ?」
『だめですっっ。』
「…どうしても…?」
『どうしてもだめですっ!!
 ほらっ!違うとこ行きましょう!!』
「い・や。あの動くパンダに乗るんだもん。」
『いいかげんにしてくださいよ!あれ子供用です!
 130cm以下対象なんですよ!幸村さんは乗れません!
 何のために遊園地に来たんですか!?』
「パンダに乗るため」
『……違います。残念ですが一応これデートのために来てるんです。』
「  ふ〜ん  」
『うわっ!!忘れてましたね……
 しかもふてくされてるし…
 幸村さん、パンダは諦めて向こうでソフトクリーム食べましょう!ね!』
「そうしようか!よし!行くよ!」
『切り替え早っっ!
 とゆーかっあの…手…!!』
「え?離してほしいの?」
『………っいや…そのまま繋いでいてほしいです。』
「ふふ、分かった。
 名前がそこまで言うなら今日1日ずっと繋いでいようかな。」
『あ、ありがとうございます//』
「どういたしまして。・・・あ!風船!」
『え』
「ふぅ〜せぇ〜〜ん!!!」
『ちょっ、勝手に行かないでくださぃ!!!
 手離しちゃってるし!!
 あと、私は赤でお願いしまぁぁすっ!

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あきゅろす。
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