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短編
お家へ帰ろうwith金太郎
「ギャアーーーー」

「ねぇちゃん?オモロイ顔がさらにオモロイことに
 なっとるでww」
『やかましいわ!!ボケェ!』
何故こんなことになったかって?
それは数十分前のこと




『あぁ、雨降り出してきそう
 早く帰ろう』
日直で日誌を書いたりしていて下校が遅くなってしまった私は雲が覆っている空を見上げつぶやいた
友達は今日にかぎって部活がないので先に帰ってしまった
裏切り者め・・・・

現在5:45をまわっていた
薄暗い通学路はいつもとちがう感じがした

 昨日この辺で不審者がでたらしいで
 特徴は眼鏡に黒いシャツ・ジーパンや
 帰りは気をつけろよー
 特に女子!まぁお前らは大丈夫やろうけどなww

ふとHRでの担任の話を思い出した
かるく身震いし歩調を速めた

コツ コツ コツ
タタタッタタタタッ

おかしい
自分以外の足音が聞こえる
相手のスピードは一定で近づいてくる
怖い 恐怖を感じた

そのとき肩に手がおかれた
きゅっと目をつぶると
「ねぇちゃん!!」
思っていた声より断然幼い声に驚き目をあけた
そこには赤髪の少年遠山 金太郎がいた
『何だ・・金ちゃんかぁ』
「ねぇちゃん?どないしたん?」
『いやちょっと考え事してただけ・・』
相手は金ちゃんでも私が怖がっていた
なんて恥ずかしいことは口が裂けても言えない
言ったとしても金ちゃんから白石たちに
伝わり笑われるのが目にみえている・・・・
「なあ、ねぇちゃん!
 一緒に帰らへん?」
『うん!もちろんいいよ!』
金ちゃんを断るわけないじゃないか!
かわいいなぁ金ちゃん
さっきまでの恐怖が嘘のようになくなっていた
「あんな今日なワイ白石にめっちゃ怒られてなぁ」
金ちゃんの話は止まらなかった
今日の出来事をたくさん話してくれて楽しく帰れた

あっという間に分かれ道にさしかっかたとき
事件はおきた
「あっそや!ワイねぇちゃんに言うことが
 あったんや!忘れとったわぁ」
『何?金ちゃん』
「あんなぁ





 ねぇちゃんの後ろにおる奴友達なん??



   へ?後ろって??

後ろを見ても何もいない・・・
『金ちゃん?誰もいないよ?』
「え?おるやん!よく見てみぃ!!」
そこやっと指さされた電柱を見る



・・・・・・・・・・・いた

金ちゃんに指をさされてビクッとした
影がひとつ

『金ちゃん・・・・
 あれ誰?知り合い??』
「へ?ねぇちゃんの知り合い言うてたで」
もう一度振り返る
・・・・?どうみても友達ではない
だって・・・・40過ぎのおっさんだもの!!
眼鏡に黒いシャツ・・・・・
ジー・・パン・・・・・・・
あれ?どこかで聞いたような格好・・・


顔面蒼白とはきっとこのことだろう
あれは・・・・・不審者だ
全然気づかなかった
『金・・ちゃん。あの人いつから
 後ろにいたの?』
「ん〜っとなぁ、
 ワイがねぇちゃんのとこに
 来るときにはいたでぇ。」
・・・・・・・・・・・・・・。。
『なななんで早くいぃっ言わないのぉぉ!!
 不審者だよ!あのひと!!』
「そうなんかっ!あのおっちゃん
 飴ちゃんくれたんやで!あと遊びに連れてって
 くれる言うたからてっきりええ人思てたわぁ!!」
餌付けされてるぅーー!!!
『金ちゃん!それ誘拐未遂!!』
その間にもおっさんは距離を縮めていた

『ねぇ!金ちゃん・・さすがの、金ちゃんでも
 大人相手は、、、、ムリだよね?』
「へ?あのおっちゃんの相手?」
『うん・・・。ごめん。やっぱいいや
 大声でさけぼうか』
噂によると金ちゃんはとても強いらしい
でもさすがにムリであろう。
怖さのあまり無茶難題言いすぎた
しかし次の瞬間思いもよらぬ言葉が返ってきた
「・・・ワイなぁたこ焼きめっちゃ好きやねん!」
『えっ!いまそれ関係あるっ?』
「おん!ねぇちゃん!!
 あとでたこ焼き買ってなぁ!!」
言いながら金ちゃんは後ろに向かって走っていった

ビュン バキ ドカッ

そして冒頭に戻ります
『あんなとこ見たら誰でもそうなるは!!』
「そうかぁ?普通やと思うけどなぁ」
今のが普通?不審者が叫び声あげてたんですけどぉっ
でもすげぇな・・・
「なぁなぁねぇちゃん。
 ワイ悪いことしたん??」
『え、、ううんそんなことないよ!
 むしろありがとう助かったよ
「へへっ
 ほなたこ焼き食べに伊行こか!!」
『そうだね!私が払うんだけど
そして私は金ちゃんと歩き出しながら思った





もう金ちゃんと帰ることは無いだろう



あとがき
叫んだのは不審者です
そして金ちゃんはいろいろと危険だと感じたので
心に誓いますww
はい。意味分からない話ですねすみません
てかビュンとかドカってww表現下手ですみません
実際、友と2人で歩いてたら不審者に会いました・・
しかぁぁぁぁし担任を含め奴ら
自意識過剰だとか夢だとか・・・・・
ひどい、ひどすぎる 軽く傷つきましたww



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