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猫vsストーカー(仮)

『盗聴器と隠しカメラが仕掛けられてるんじゃない?』

『…なんなの?それ。』



しゅんぺいを変態の魔の手から救った後、あたちは猫集会に行き、さっき気になった変態が言ってたことについて聞いてみた。そしたらよく分からない言葉が返ってきた。


『その場に居なくても、その場所に仕掛けとけばそこにいる人の声が聞けたり、映像が見れるの。』

『なんですって!?』

『だからみーこちゃんちにそのどっちか、それとも2つともかは分かんないけど仕掛けられてる可能性は高いと思うの。』

『そ、そんなぁ…
あ!!でも変態、家に入って来たことないわ!!』

『うーん、でも知ってるってことは仕掛けられてると思うんだけどなぁ。』

『………』
あたちがついていながら!!なんていうことなの…!!この体たらく。一生の不覚…

あたちが落ち込んでるとまるちゃん♀(さっきから話してる子)が必死になって話し掛けてきた。

『げ、元気だして!みーこちゃんち、お母さんが常に居るじゃない?だから手の込んだ事は出来ないと思うから、簡単に取り外せるやつだと思うの!!』

『そうなの?』

『たぶん!!』

『………』

『こ、この間来たお客さんにけいちゃんがそう言ってた気がする!!』


…たぶん、と気がする、か。
不安ね。でも今、頼れるのはまるちゃんしか居ないわ。あたちはそういうのはからっきしだし、他の猫も同じ。
なんせまるちゃんちのご主人様は探偵なんだもの。ちょくちょく現場にも着いていくみたいでまるちゃんも詳しいのよね。

『…あたちでも外せるかしら?』

『うん!!大丈夫。簡単なやつなら!!取り敢えず、みーこちゃんちに行って見よう!』







…難しいのだったらどうしよう

取り敢えず、我が家に向かって歩き出したけどそんな不安が消えなかった。

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