猫vsストーカー(仮)
4
「あら、みーこもお出掛け?」
「にゃん!!」
「お昼には戻るのよ。」
「にゃん!!」
あたち専用のドアから出ながら気合いを入れる。
しゅんぺいはあたちが守る!!!!
でも、あたちが向かうのはしゅんぺいのところじゃないわ。
しゅんぺいとは反対の方へ塀を走り、向かう。
いた。
奴は電柱の陰に隠れ、あたちのしゅんぺいを鼻息荒く見つめ、カメラを構えてる。
あたちには気づいてない。
イケる。
背後に回り、塀の上から狙いを定めロックオン!!
「フシャーッ!!」
やつの背中に爪を刺しぶら下がる。
少しぶらぶら揺れてから地面へと降りる。
「ッッ〜!?」
奴はカメラを落とし、うずくまる。
あたち、爪研ぎは欠かしたことないのよね。
そして落ちたカメラを前足で転がし、すぐそこの排水溝へ。
ぼちゃんっ。
よし!!
任務完了!
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