響くのは嬌声。 艶のある声、艶のある吐息。 小刻みに震える彼の肩。 快感を拒もうと顔を伏せ、左右に振る頭は、まるで彼の体を楽になどしない。 シーツを握り締める手は、筋が浮き、白くなってしまっている。 ベッドの上で腰を上げ、悶えうずくまる猫を見下ろし、アトヒトはふ、と笑った。 「サキ?気持ちいいの?」 猫は、のろのろと顔を上げた。 頬は赤く染まり、目は涙で潤んでいる。 眉を寄せて、幾筋の涙が流れて、その顔で、猫はこちらを見た。 その顔には、明らかな懇願が浮かんでいる。 「ヤメテクレ」と。 「タスケテクレ」と。 この行為を。 そう猫は、訴えていた。 アトヒトは笑った。 椅子から腰を上げ、猫に近づく。 「逝かせて欲しいの?サキ」 猫は、びくりと体を震わせた。 っていう、邑上アトヒトさんの妄想w サキぬこを見たアトヒトさんの妄想力はたくましいw 鼻血の原因は、この妄想にあったようです… ホントにイケメンが台無しだなアト\(^o^)/ イケメン返上しろ\(^o^)/ [*前へ][次へ#] |