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Novel〜他〜
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おもしろいほどにうまくいった。

明伸は枝豆を噛み潰しながら、口角を上げた。

隼は突然の自分の訪問に始終戸惑っていたようだが、もっともらしく言って上がりこみ、まずは飲み会をセッティングすることに成功。

さらに隼が枝豆を取りにいっている間に、グラスに知り合いからもらった薬を投入。隼はそれを「おいしい」と言って全部呑んでくれた。

そしてものの10分と経たないうちに隼はうつらうつらし始め、しまいには途切れ途切れに何か言いながら眠ってしまった。


我ながら強行しているとは思う。だがここまで来たのだ。このあとも成功させる自信はあった。


少し乱暴に隼を担ぎあげ、もってきた荷物を持ち、2階へあがる。
以前来た時に2階には剣の部屋のほかにもうひとつ部屋があったことから判断して、ここが隼の部屋なのだろうと思っていた。
本当は剣の部屋を使いたいところだが、万が一のことを考えてもうひとつのドアを開ける。

案の定、そこは綺麗に片付いた隼の部屋だった。
入り込みながら、見渡し、部屋にも性格表れてるなぁと感心する。

とにかくぐったりとしている隼をベッドへ投げ出し、明伸は次の準備に取り掛かった。
持ってきた鞄を漁り、目的のものを取り出す。

数ヶ月前に買ったはいいが、さっぱり使う機会のなかった録画機能付きのデジタルカメラの電源を入れ、充電と容量を確認し、隼のものと思われる机に置いて、ベッドがちゃんと映るようにセットした。

後ろから覗き込み、眠っている隼がばっちり取れていることを確かめ、ひとまず電源を切る。
これでこっちの準備は完了。


あとは隼の方だ。

休みだったからだろう。今日の隼はいつものシャツではなかった。見方によっては剣もこういう服を着るかもしれないと自分に思い込ませて、明伸は隼の服に手をかける。







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あきゅろす。
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