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Novel〜孕〜
7☆




メノウは標的を下半身に移すのはもちろん、それまで指で弄っていた乳首への愛撫の手を緩めなかった。
片手は冴の手を押さえているので、もそもそと服をたくし上げた彼は、あろうことかパクンと冴の乳首を咥えたのだ。

「あっあぁ…、だめ、ァん、そこ…っ」

いつもより赤く、そしてぷっくりと腫れた乳首は、敏感に冴の脳へ快感を伝達する。
頭を振って紛らわそうとしても、ぴったりと閉じていたはずの足が無意識にくったりと開いてしまうほどだった。

メノウが喜々としてそこへ手を滑らせる。

「ひゃぁッ」

指先が触れて、ひっくり返った声がでた。大分、体も自由に動かせるようなったようだ。
しかし慌てて足を閉じても、メノウは構わずそこの皺をなぞるように指を動かす。

「や、ッ…だめ、汚い…っ」

「汚くなどない…。綺麗な薄桃色ではないか」

「っいやぁ…、」

羞恥で消え入りそうな気分だ。顔に血が集まり過ぎて頭が痛い。
しかし再び前を弄られて、力が抜けた拍子を狙って指を差し入れられてしまい、熱い指先に溶けさせられてしまったのだった。





「んぅッ」

「すまぬ…痛いか?」

「はぁっ、ん…、だ、大丈夫、…アぁっ」

十分すぎるというほどに解されて、子供のように足をばたつかせてしまうほど喘がされた後、メノウは冴の足を担ぎあげて挑んできた。

挿入の痛みはもちろんある。
しかしずっと優しく声をかけ、冴がもっている快感の芽が一斉に芽吹く様な愛撫をもらい、冴はメノウに全てを委ねていた。

「んっ、ん…、あつ、い…」

「あぁ、私もだ…」

うっとりと囁かれ、無条件に嬉しくなる。
いつの間にか解放されていた手を、そろ、とメノウに向かって伸ばすと、嬉しそうに身を寄せてきた。
両腕を男の首の後ろへ回し、抱きつく。肩口に顔を埋めて、胸がほっこりと満たされるような気持ちになった。

「動くぞ」

「ん…っ、ぁッは…!んぅッ、ンっ、ぅうんーッ」

ゆっくりとした揺さぶりが、次第に激しくなる。
ぐちゅぐちゅと何かが混ざり合う様な音を遠くに聞きながら、冴は悶えた。







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