Novel〜孕〜 11☆ ★ 3日、いや4日ぶりの獣王は、クエナの中が狭くなってしまったのかもしれないが、とても大きく感じられた。 「っは、あぅ…っ じゅうお、ッ…」 苦しそうに眉を寄せる人間の背を擦る。だが途中でやめることはせず、ゆっくりと、ガインはクエナを串刺した。 「ンんぅうっ…」 ぶるぶると震えながら、クエナがひしっと抱きつく。 体を起こしているせいか、今日は余計に足に力が入ってしまい、中の獣王をきつく締め付けた。 ガインはその弾力を楽しみながら、しっとりと汗ばむクエナに口付ける。 「お前は、熱いな」 「ぁっ、」 もう耳にかかる息ですら快感になるようで、ひくんと押し付けられた彼のものが震えた。 いつまでもこうしていたいと獣王は思ったが、このままではクエナも自分も辛いだろうと、挿入したまま押し倒す。 「ぁあッ、やぁ…、っ」 角度が変わることで、一際高くクエナが啼いた。 その声に煽られるように、ようやくガインも腰を動かし始める。 「、あ、そん、ァッ はげ、し…ッ! あぁッ、アーっ…!!」 今までとは打って変わった獣王の攻めに、クエナは堪らなそうにぐねぐねと腰を揺らした。 足を絡めさせ、背が浮くほど荒々しく動かされ、はじめは強く感じていた宝種の存在も、今は強すぎる快感に飲まれている。 やがて「もう駄目」とばかりにクエナが首を打ち振った。 「あっアッ、獣王!獣王!!」 「ガインと呼べ!!」 「ヒぁッ、が、ガインっ いやッ、もうっ アーッあァアアアー!!」 吠えるように命令した獣王に必死に答えながら、クエナは自分の中に温かいものが放たれるのを感じた。 ★ [*前へ][次へ#] [戻る] |