POEM
貴方の玩具






貴方を想う身体を

私自身、
自分ではどうにもできず、

気持ちとはうらはらに





やさしく慰めれば
まぶたの裏に
貴方が映るのです、





ちらつく、


ちらつく、





ただ慰めただけでは、
虚しさだけで

それ以外の
何も残らないのです。






今、
一人に軋み終えたベッドに
涙がこぼれます。







なぜ
自分が泣いているのか、

自分でも
皆目検討がつきません。


悲しいのか、

それさえ
わからないのです。





しかし、考えは

気が遠くなるような
淡いしげきに、

惚けたあたまが切ない、
でしょうか




ただのさる遊びだったのだと、

ひとりのベッドで

空虚に
駆られたのでしょうか、





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あきゅろす。
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