リドル
ボフン、とまあ失敗しましたと言わんばかりの音をあげてモクモク煙をあげるわたしの薬。
えーっと今何の薬作ってたんだっけなあ・・・。
苦手だからホント適当にやってたもんなあ・・・。
「また失敗したの?」
「うるさいよ、リドル」
「どうしたらそうなるのさ、普通こうなるはずだけれども?」
ほら、と見せられたのは紫色をした薬。
そう言えばさっきせんせーがこんな色の薬持ってたなあ・・・。
「仕方ないな、僕のを分けてあげよう」
そう言われたけれど、リドルから貰うなんて・・・後が怖ッ!
「い・・・いらない!」
「あと5分で提出だけど?まあ僕はもう提出できるけれど」
なまえは無理でしょ?なんて笑ってやがる。
「・・・やっぱりください」
5分でできるわけがない。
だったらもうもらって提出しか・・・!
「君があの5分でできるわけないだろう」
提出したらせんせーのそんな言葉と共に罰掃除を言い渡された。
煙ン見てましたか・・・。いい音してましたもんね・・・。
・・・やっぱり駄目ですよね、はい。
(バレ、バレ)
(馬鹿じゃないの?本当に提出するなんて)
(リドルううううう!貴様わかってて・・・ッ!)
バトンネタ2
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