セブ/行く道...の続き?


朝起きた、いつもは流れる黒髪が、ない。
セブルスは鏡を見た、絶叫した。


「な、な、なッ...なまえ―――――ッ!」

そう、これはきっと彼女の仕業だろう。



そうだとしか思えない。


「なまえ!」

あっらセブたん!あなたが呼び止めてくれるなんて今日はついてるね!やっほーい!

「貴様僕に何をした!」

「セブたんったら帽子なんてかぶっちゃってどしたのん?」

とっても気になったからひょいっと帽子を引っ張ってみた。

「うわっ、やめろ!」

「きゃああああ!セブたんったら今日もイカす髪型じゃないの!」

「僕の話を聞け!」

「え、なに?似合うかって?まあ明るく見えるからバッチグーね!」

「違う!そんなことは聞いていない!」

「なんで?いいよいいよ!ピンクモヒカン!素敵☆」

明るく見えるよ!セブたんくらーいんだからちょっと位明るく見せなきゃね!



「貴様の仕業だろう!」

「決めつけかい!そりゃ、あたしセブたんのピンクモヒカン見たいって言ったけどさあー!」

「だから貴様だろう!」

「知らないよー!ってかいっぱいいるんじゃないかな!セブたんのピンクモヒカンみたい子!」

あたしとかあたしとかあたしとか。あれ、あたしだけだ!


あたしがやったのか?え?



「ふぉっふぉっふぉ。よく似合っとるのぅ、セブルス」

「あらま、校長先生!」

「この間の会話がのぅ、儂にも聞こえてな。どうじゃ?」

「素敵すぎます!ありがとうございます!」

「ま、ま、ま、まさか、校長...が?」

「ふぉっふぉっふぉ」

にっこりと笑い、ウィンクまでくだすった校長にセブルスは確信した。
ああ、犯人はこの人だ。


「何してるんですかこうちょお゛ぉお゛おおおお゛!」


やっぱりあの時、行く道を間違えてたんだ


(ピンクのモヒカン)



090912

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