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ぬらりひょんの孫 〜天狐の血を継ぐ陰陽師〜
2014 バレンタイン企画 下
チュン、チュン、チュン…

「ん…つ…ぅ…」

ゆらはカーテンの隙間から差し込む日差しを感じて、目を覚ました。だが、下腹部に流れる軽いしびれに小さく呻きを漏らす。
 だが、次の瞬間にその原因に思い至り、顔を真紅へと変えた。

『ゆら、あなたは昌彰をどこまで受け入れられる?』

 真剣な表情をした風音から問われた時は一体何事かと思っていたが、今思えば納得できた。
陰である女が陽である男を迎え入れる。当然受け入れられるようにできているのだが、その容量を超えれば溢れだす。
予言の内容を確実にするために渡されたある秘薬。その効果の反動か、昌彰はゆらの隣でまだ泥のように眠りこんでいる。

「昌彰…」

 その頬をゆらは軽く撫でる。幼子のように眠るその姿にゆらは自らの下腹部を撫でた。

「今はまだ宿してあげられへんけど…」

 いつか必ず…
―――

あとがき
中(R-18)を書こうとして力尽きた…。
いや、書いてはいるんですけどね…。書けるかは分からないけど…二月中には出せたらいいな。

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あきゅろす。
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