桃色片思い
「あ、宿題忘れた」
以上、学校に来て開口一番の言葉でしたー、やなくて。あかんあかん今日当たるやんか。
(…写させてもらうか)
「おーい、白石ー…」
「謙也。どないしたん?」
俺は目を見開いた……確実に。
だって白石の隣にはただ今片思い中(1ヵ月)のみょうじなまえさんがおったんやから!
(待って待って!こ、心の準備が……!)
「謙也?」
「…は!、あ、数学の宿題忘れてん。見してくれへん?」
「ええで」
ちゃんと自然に言えたか…?あかん心臓ばっくばっくいっとる。手汗が!
おあ、白石ロッカー行ってもた!ふふふ二人きりや!←
「忍足…謙也くん?」
「え」
「白石からいつも話聞いててん。足速いんやってな」
「そ、そんなことあらへんよ」
「ふふ、謙遜なんてせんでええよ」
「し、してへんよ!」
まさかみょうじさんが俺のこと知っとるやなんて!どないしよう嬉しすぎる!
あ、白石帰ってきた!
「なんや謙也、みょうじと仲良うなったんか?」
「白石、謙也くんおもろいな」
桃色片思い
(プッ、おもろいやて)
(ううううるさいぃい!)
(頑張って精進しーや)
090529
Hitsuya様 相互リク
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