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うちら四天宝寺中は来週の全国大会に向けて、夏休み返上で対青学の強化特訓真っ最中や!

ほんで息抜きにみんなでお好みパーティーでもするか、ちゅう話になっておさむちゃん家来てるんやけど…


(案外綺麗にしてはるやん)



既にタネは作ってあって鉄板のセットもしてあるし、材料の予備もあるから何とかなりそうやな。



「ほな、お前らあとは好きにしときやー」


(そんな!ええんか顧問!)



ぐだぐだな顧問のおかげで自分らで焼かなあかんくなってもーたやんか、っちゅー話や(あれ)



「おー、謙也まだかー」

「はよせえやー」

「浪花のスピードスターとちゃうんかー」

「先輩、ださいっすわ」



ほんで、まぁみんな面倒なことはやりたないから、じゃんけんで負けたやつが焼く係、て決めて。運よく負けてくれたんが謙也やったんや。



(うちかてそんな係なりたないわー)



「や、やかましいわ!せかすんやったらお前らも手伝い」
「金ちゃんマリテニしよかー」
「白石!今度こそは負けへんでー!」



「ち千歳」
「銀、向こうでジブリについて語るばい」
「うむ」


「小はr」
「ユウくーん!」
「小春ー!」


「財z」
「先輩頑張ってくださいね」


さすがに一人じゃでけへんから手伝い探しててんけど見事に断られてるやん。ほんま情けないわー。


「謙也、はよひっくり返さんと焦げてまうで」

「みょうじ……!」

「謙也はほんまへたれやなぁ」

「…………」

「ほら焦げる」


ぱんっ


「あ、ずれた」

「え、ええんや!食えれば!」

「そない過剰に反応せんでもええやんか」



「白石ー」

「あー?」

「いまいくつなんー?」

「2-3で俺や」

「さよかー、今のセット終わったら来ぃやー」

「おん」



「千歳、銀、キリ付けやー」

「おー」
「ぬん」


「小春、ユウジ、戻ってきぃやー」

「はーいwww」
「小春ぅー」



「財前」

「わかってますわ」



「なんかみょうじオカンみたいやな」

「ほんなら謙也はオトンか?」

「ははっ、どんな家族やねん」

「んー


自由奔放、快楽主義!」









(むちゃくちゃやな)
(まぁ謙也は尻にしかれるんやろな)
(……うるさいねん)





090516



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