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小説
立冬(ざっくら小説)
「うおおっ!寒くなったな・・・っ!」
黒髪の青年がドアを開け放ちながら言った。
「今日は立冬らしいぞ」
そう言ったのは金髪の青年。つんつん頭が印象的だ。
「りっとう??なんだそれ???」
きょとんとしながら黒髪の青年は金髪の青年に聞いた。
金髪の青年は溜め息をしながら答える。
「冬の始まりの日らしいぞ。」
ほぇ〜っと言いながら黒髪の青年・ザックスは目をぱちくりさせていた。
「どうした?ザックス??」
ザックスの態度に疑問を感じた金髪の青年・クラウドは聞いてみた。
「あ?ああクラウドは物知りだなぁって思ってさ」
にっこり笑顔で言うザックス。素直に言える事がとても羨しかった。クラウドには到底無理な事だった。
ザックスは誰に対してもこんな感じなので羨しくもあり、また寂しくもあった。
田舎者出身同士で仲良くなった二人。
「そうか?ザックスが知らなすぎるだけだと思う」
悪気はないが口に出てしまった。
「そうだなー。俺バカだからさー何も知らない訳なんだよな。」
あっさり認めるのが凄い。大概言い返すものだが・・・。
「・・・羨しいな。」ぼそっとクラウドが言った。ザックスはしっかり聞いていた。そしてクラウドの頭をがしがしとかき回す。
「なっ!?何するんだザックス!!!?」
ザックスの行動に驚くクラウド。
「なんかさ、頭なでてやりたくなったんだよな!!」
撫でると言うよりかき回しているが。
「・・・そうか。」
呆れ気味に言うクラウド。
「にしても冷えるな・・・っ!よしスクワットだっ!!!」
ザックスはその場でスクワットをし始めた。暇になるといつの間にかスクワットを始めている。もはや名物と化していた。
「ザックスは本当にスクワットが好きなんだな。」
クラウドは呆れ気味でぼそっと言う。
それもまたザックスには聞こえていた。
(スクワット好き・・・って訳じゃないんだけどな・・・)
いつもやってるなと思いながらスクワットをしていた。
摩擦の音が聞こえるほど静まり返っている。いつまでやるのか、放っておけば永遠とやり続けそうなザックスのスクワットをクラウドは制止した。
「そろそろ帰らないか?」
そう言われてザックスは仕事が残ってるのを思い出した。
「おおおっ!?いっけねぇっ!招集かかってたの忘れてたあああああっ!」
そう叫んだかと思うと一目散に神羅ビル目掛けて走っていく。
「あっまたなっクラウドっ!!!」
走りながら手を振っているザックス。
「…ああ」
さほど驚くこともなくクラウドは相槌をうつ。
こうしてザックスという嵐は去っていった。‐end‐
無理矢理終わらせた・笑v
要するに寒いことを言いたかったんだね(ぇ)読んで下さってありがとうございますた(^ω^)ノシ


あきゅろす。
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