高澤学園 10 Side秋 「真澄、もうそろそろ俺と付き合ってよ。」 「三國、何言ってるんだ?前から言ってるが俺には「真澄もしかして、俺と付き合えないのは、脅されているのか?」……」 話してる最中に一本の携帯が鳴った。どうやら真澄の携帯らしい。 何かいろいろ話しているみたいだが、真澄の顔を見るとすごく嬉しそう。 [じゃあ陵切るな。愛してるよ] 真澄が電話の主にそう言った瞬間、頭の中が真っ白になった。 (真澄に彼氏がいたのは知っていた。でも真澄の彼氏より俺のほうが絶対相応しい。決行するなら今しかない。) 「三國どうした?」 「ううん。なんでもない。」 真澄に感ずかれないように、ニコリと笑い、真澄の飲んでいるものに薬を混ぜた。 真澄が飲み物を口にして数秒後眠ってしまった。 (真澄には、俺を好きになってもらう) 「秋様今から始めますが、くれぐれも私が言ったこと忘れないでく「わかってる。」 男の言葉を遮る。真澄を手に入れるためなら悪魔にだって魂を売る。いくら真澄が望んでなくても。 [*前へ][次へ#] |