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オレの秘書さん
好み=好き?


午後3時は休憩時間なのでボスに紅茶とお茶菓子をお出しして短い休息を取っています。


「ねぇ、○○の好みのタイプってどんな男性?」

唐突にボスから切り出された話題にクッキーを掴み損ねてしまいました。



『…あまり考えた事無いです』


うーんと考えてみたものの、思い浮かばずにそう答えました。


「じゃあ、守護者の中では誰が一番良い?」

『えぇっ!?守護者の皆さんの中から考えるだなんて恐れ多いです!!』


ボスはニコニコしながらおっしゃったけれど、私なんかが守護者の皆さんの中で誰が一番などどはおこがましいのでそう言うと何となく残念そうにされたボス。



「ん〜〜じゃあ、芸能人で言うと?」


『えっと…具体的に誰かと聞かれると困るんですが…。す、好きになった人がタイプなんだと思います』


なんでそんなにタイプを聞かれるのでしょう…。また、お見合いの話でも来ているのでしょうか?少し切なくなってしまいます。



「成程…。因みにオレの好きなタイプは○○だよ」


『流石ボスです!そんな風に言われたら女性は悪い気しませんもの』

照れながらそう言うとボスはもう熱くないはずの紅茶を啜っておられました。


好み=好き?



(…好きになった人=自分のタイプって自分で言っといてオレのタイプはスルーなんだね…)


(ボスが女性からも人気があるのが良く分かりました!)



'10/7/4up

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