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pulse(相互記念小説)
アイツを見てるだけで俺の鼓動は早くなっていくばかりだ。


pulse


いつも授業中こんなに鼓動が高鳴ったりしない。きっとアイツを意識しだしたせいだ。

『………で……はこうするからこうなんだ。わかったかぁ?わかんなくても進めます。』

相変わらずやる気のない授業なのに今日はやけにカッコ良く見える。

「…………はぁ。」

相当重症だな。俺。でもアイツから目を離せない。

キーンコーンカーンコーン


『はい。今日の授業終わり。あと多串くんは昼休み先生の所にくるように。』

え?俺?なんかしたか?なんもしてねェのに呼び出しかよ。

しゃーねぇ。いくか。

「……失礼します。」

『お!来たか。』

なんか心臓が痛い。

「…なんか用ですか?」

『今日の授業上の空だったでしょ?』

ヤバい。見てたのバレたかな?

「いや。ちゃんと聞いてましたけど。」

頼むから俺。赤くならないで。

『嘘だ。俺のことずっと見てたくせに。』

ど…どうしよ。ヤバい。

「っ……//」

なんでわかんだよ?

『そんな可愛い反応されると襲いたくなっちゃうなぁ。』

何そんな呑気なこと言ってんだよ?


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あきゅろす。
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