同じ顔のアイツ 4 「珍しい物見〜ちゃった♪」 「………翠、それに星も」 絡み合っていた唇を放し、目線を向けると、そこには生徒会補佐で双子のの日景翠(ヒカゲ スイ)と星(セイ)が二人並んで立っていた。 因みに双子と言っても二卵性なのであまり似ていなく、兄の翠は可愛い系、弟の星はチャラ男系で、二人の身長差は10センチ程ある。 「へ〜先輩方も盛る時ってあるんですね〜。普段あんなんだから解りませんでしたよ〜」 「ホントだよね〜星♪」 おい星、翠…そんな煽る様な事言うなよ………。 まぁ大丈夫だと思うけ… 「うっせぇカス共が…。テメェ等はとっとと食堂に入りやがれ…!」 えっ…? 何で? 何時もはこれ位じゃ、ムカついても声には出さないはずなのに…。 どうかしたのか? ………時瀬………………。 「さっさと行けよ…」 双子はビクッと体を震わせ、そそくさと食堂へ続くドアを開け、入って行った。 [*前へ][次へ#] [戻る] |