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beautiful * bird
6

「ところで、マサタカ。お前の話って偽名の事だけじゃねぇんだろ?」

「あ!う…ん、まぁ…その…」

「オイ、テメェ濁すんじゃねぇぞ。ハッキリ言いやがれ」

少し脅しが混じる言葉に背筋が寒くなりつつ、雅隆は盛大にため息を吐く。

「ん?」

「あー、ここはエスカレーター式の全寮制の男子校だろ?」

「あぁ、それは知ってるけど」

「幼い頃から周りには男しかいねぇ、しかし思春期で恋愛ごとに興味が出てくる。そうなると同姓にそういう感情を持つようになる奴が出てくる…」

「あー、なるほどね。二羽のオスの鶏を一緒に小屋に放り込むと一羽のオスが別のオスの尻追い掛け回すってことだろ。アメリカじゃそんなん珍しくねぇからな。」

「いや、うん…そうなんだけど、この学園は異常でな。持ち上がり組の殆どはホモかバイ。ノーマルな奴なんて1割もいねぇらしい。」

「…………」

ユウキが固まる。

「ゆ、ゆうき?」

「………まぁ、オレには関係ねぇし。差別するつもりもねぇけどな。」

「…お前を襲おうとしたって返り討ちだからな。」

ぼそりと雅隆が呟く。


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あきゅろす。
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