[携帯モード] [URL送信]

beautiful * bird
4

「本当に、宮殿じゃんか…」

「うん…まぁ、否定はしない」

(俺も最初はそう思ったし。)

雅隆は隣を歩く夕貴をちらりと見る。

偽名の事は話した。

しかし、一番大事なことを話せていない…

この学園の特殊性、について。

アメリカ居たんだから大丈夫、だとは思うが…

どう切り出そうか迷っていると夕貴のほうから話し掛けてきた。

「なぁ、マサタカ」

「な、なんだ?」

「オレの荷物もう届いてんの?」

「ああ。向こうから送られてきたものは全部寮の部屋に運んである。」

「…二人部屋、なのか?」

「そうだが、それがなんか問題あんのか?」


[*前へ][次へ#]

12/111ページ

[戻る]


第3回BLove小説漫画コンテスト開催中
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!