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beautiful * bird
2

「あら〜雅隆君?かっこよくなったわね〜」

笑顔で出迎えてくれたのは美鳥夕子さん。

「この人、誰?」

その後ろから青年をじっと見上げている子供。

(この子が、親父が言ってた子か…?)

さらさらとした黒髪、どこにでもいそうな平凡な顔。
他と違うのは、小さな体とは真逆の大人びた雰囲気をもっているということだけ。

「夕貴ちゃん、紹介するわね。この人は藤崎雅隆君。夕貴ちゃんの主治医だった藤崎先生の息子さんよ。夕貴ちゃんの従兄弟になるわねー」

それを聞いて夕貴は目を丸くした。

「藤崎先生の…」

「ああ。君の事は親父から聞いてるよ。オレは藤崎雅隆。
君と同い年なんだ。よろしくな」

その言葉とともに手を差し出せば、夕貴はちょっとだけ笑って手を握ってきた。

「聞いてると思うけど、オレは美鳥夕貴。よろしく、マサタカ。」


これが、夕貴と雅隆の出会いである。



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あきゅろす。
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