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beautiful * bird
帰国

いきなりの渡米から五年後。


『夕貴。日本へ帰ってきてくれないかい?』

「へ?」

義貴から電話で、いきなりの帰国願い。

* * *

『空港に迎えを遣すから』

その言葉を最後に電話が切れた後も、夕貴は窓枠に足をかけたまま内容を反芻する。

「うわー…。めんどくせぇなー」

いまさら、高校生かよー。

夕貴は窓の外にいるラクダを眺めながら呟いた。



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