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beautiful * bird
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銀次の部屋をノックしてみるが返事が無い。

ドアノブを回すと鍵がかかっていないようで簡単に開いた。

「ぎーん、いないのかー」

薄暗い部屋は広さとは反対に家具が少ない。

備え付けの机と本棚、クローゼット、そして奥の部屋にあるはずのベットのみ。

キングサイズのベットは人が寝た気配も無く綺麗なまま。

どうやら銀次は奥の部屋にいるらしい。

さすがにこれ以上銀次の個人スペースに入るのは躊躇われるのだが。

(せっかく朝飯作ったし、銀次と話したいこともあるしなぁ)

トントン、と軽く奥のドアをノックする。

もしかしてと思ってドアノブを回すとやっぱりドアが開いた。

無用心すぎる。

人の気配がするから多分ここにいるのだろう。

「ギーン!起きろー!ここ開けるぞー!」

もう開けてるけどね。

真っ暗な部屋は大きなテレビの青い光に照らされていた。

銀次は部屋の中央に置かれているソファーに寝ていた。

何かを観ながら眠ってしまったのだろう。


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