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Re;Birth00 覚醒し新たな管理者

瞳を開ければ、何故か俺は、悪逆皇帝ルルーシュ。否、ナナリ―の実兄であり忌々しきブリタニア皇族の血を継ぎながら祖国ブリタニアと世界を壊した黒の騎士団CEOのゼロとして、最期には、悪逆皇帝の仮面を被り。世界やナナリ―、大切な……大切だった?生徒会メンバーの皆を欺き、両親を、昨日を、今日を否定してまで。

少しでも世界が、人々が差別。貧困、飢饉、餓死、戦争の爪痕。様々な事象。事柄。現状から目を背けずより良い明日へと希望を持ち生きれる世界。

他者に優しくし合える世界。いられ続けられる世界。許し合える世界。

ナナリ―とユフィが望んだ!シャーリーだって。

一歩間違えれば、シャーリーやナナリ―だって失うはずだった。もう視たくないんだ。大切な誰か。俺に何かを。かけがえのない″何か″を教えてくれた人達を。

亡くなったユフィとロロが教えてくれた繋がる力を。生きる意味を無くした俺を自分を追い詰めてまで守ってくれた命を。けど、結局は、死を選んだ俺は。だが、あの方法しか俺とスザクが罰を受ける方法も無かったし。世界も話し合いのテーブルに向かうことも無かった。

だが、何故。俺は、生きてる?心臓を紛れなくゼロとして生きるスザクに一突きに…完全に貫通すらしていたのに……

まさか。あのとき、シャルルから継いだのか? V.V.のコードを?しかし、なぜあの程度のやり取りでコードが渡るのか? シャルルは、何故あのとき、俺の首を閉めたんだ? あの二人が言っていた。母マリアンヌをトラップに掛けるときV.Vは、

「神話の時代から男を惑わすのは女」と「マリアンヌと関わることで弟は変わっていった」と。

コードを引き継がせるつもりだったのか?だからあんなにも挑発して……。俺と幾度と対峙しようと接触していた?では、幻想に捕らわれていたのは、母さんのみだったのか……?

「おいっ!」

「おい、ルルーシュ?」

この声は、C.Cかぁ?

「漸く息を吹き替えしたのに、物思いに更けて心此処に在らずか?良い御身分だなw」

「黙れ。魔女!」

「フッw 私が魔女なら御前は、それこそ今を以て白日明白の下に魔王なのだな?二人で、ギアスの系譜を絶ち切ろうではないか?」

「……あぁ……そうだな」

しかし、俺が生きているとなればゼロレクイエムは……

「心配するな。ゼロレクイエム後の世界は、一部の者達によって完遂されたよ♪」

「そうか。」

「感づいたよ。お前と、最後まで対峙してきた者達は、玉城だってあの時、ゼロとルルーシュの名前を何度も叫び瞳に涙を垂らし嘆いていたよ。」

「スザクゼロに対してもスザク、二人だけで終わらせるなよ!とな。やっぱりゼロは、ルルーシュは最期まで俺たちの日本人の味方で全ての弱者の味方って。な。」

「玉城がか?」


「あの宴会頭脳馬鹿が気付いたんだ。他の連中が気付かない訳がない……それと、ナナリ―は、お前に触れたときのコードのショック作用の際、記憶流出であの一部始終と経緯を全て知ってしまったな。」

「やむを得ない。あれは、不本意で起こるからな……」

「あと、お前が目覚めた今。先に対処すべき問題が出来た。」

そう言うと、C.Cは、当時の状況と経緯を止まることなく話始めた。




「ジェレミアの意向で遺体を運んだ後。コーネリアが接触してきた。ゼロ(スザク)と私に。単刀直入に。スザク。貴様と我が弟のルルーシュの目的は、これか?何故このような茶番を」って

「……スザクは、なんと?」

「僕らはあまりにもすれ違い過ぎた。コーネリア様。貴女もユフィも俺もルルーシュもナナリ―も。けど、ナイト オブ ゼロになってブリタニアを乗っ取った時。あいつは、ルルーシュは、言ったんだ。これで虐殺皇女の名が少しでも曇るなら魔王を演じきって見せると」

「……ルルーシュ……」

「コーネリア様。私は、以前にルルーシュに好意を抱いた女性がルルーシュに。いや、ギアスによって人生を狂わせられた一人の女の子に、言われました。それは、赦せないじゃなくて赦さないだけ。私は、とっくに許したよと」

「……」


「ルルーシュから虐殺皇女の少女の名を民衆から消してやりたいという言葉とそれを語る時の瞳にこれまで見たことの無い澄んだその瞳に嘘は、ありませんでした。だから、幼い頃みたいにとことん信じてやろうと思いました。だから。ルルーシュを刺したときとっくに許していたんだと自身の涙が教えてくれました」


「それに、コーネリア様は、ギアス教壇潜入の際、ギアスのこと何処まで知り得ましたか?」


「不死身の肉体を持つギアスか?」

「否。私もルルーシュとシャルル皇帝と対峙したその後まで殆ど知り得ませんでしたがその能力は、ギアスを渡す側の能力です。そして驚くことにシャルル皇帝もコードを奪っていました。自身の実兄から」



「あの時会ったのが私の叔父……?」

「そして、マリアンヌ王妃を暗殺した者です。だから、皇帝は、ルルーシュとナナリ―をV.V.から守るために、日本へ。しかし、自身たちの計画にそんなこと拘る必要が無かったと気づき二人の子供の生死を問わず日本を蹂躙した」

「これがあの頃僕とナナリ―とルルーシュが経験した絶望です。」

「わかった。まだ、少し一度に情報を聞いて混乱している。」

「コーネリア様。お望みならば、貴女の記憶の矛盾と曖昧さを緩和する手助けを」

「ジェレミアっ」

辺りが緑を浴びた何かに包み混む瞬間。コーネリアに一つひとつ失われたピースを取り戻したように記憶の補完が行われた。

「……ふむ。そうか……だから、ゼロの時。ブラックリベリオンの時。最初は、マリアンヌ様の事件の真相のために。だとするならば、スザクの情報と照らし合わせると。いかにして、ブリタニアという国がルルーシュとナナリ―をお前を。ゼロを。苦しめたきたのか浮き彫りになるな。全ては、我らブリタニア皇族こそ世間から疎まれる存在になるべきだったのだな。父上とその兄とマリアンヌ様の研究と思想。それと我らブリタニア皇族の暗殺が当たり前となった権威争いこそが。ゼロを生み出した元凶ならば、」

「コーネリア様。これを知った今。口外しないと私とゼロに、約……」


「侮るなよ?枢木。情報処理に忙しいが一つはっきりしたことがわかった。ルルーシュは、悪逆皇帝といわれているが誰よりも他者に優しく情に弱い人間だった」


それに、私の推測と可能性の話だけで確証は、無いが……


「安心しろ。お前は、悪逆皇帝ルルーシュを討った功績がある。形は、どうあれ。見事だった。だが、ルルーシュに会う機会は、まだあるぞ。可能性の問題だが0ではない。ゼロだけにな」



「??」
固まるスザク。どういうことだ?

ルルーシュは、僕の仇で親友のルルーシュは、確かに僕の


パチパチ。まるで拍手喝采の如く彼女達は、姿を現した。その教会の室内の更に奥。祈り台の奥から翠色長髪の女性と一人の少女の姿が近づいてきた。


「御見事だ。さすがは、ルルーシュとユーフェミアの姉だ。ユーフェミアの死にルルーシュの意思は、無かった。ギアスが暴走していなければ。二人で戦争に歩む世界に足枷せを掛けれるはずだった。しかし、本当にあの直後のゼロの背中を見ているのは辛かった。」


「C.C?それに、何故アーニャが?」


「空いた……記憶。失われていた記憶。残ってる記録……一度は、本人に確かめたけど、惚けられた。矛盾した記憶と記録が私を支配して苦しかった。けど、ジェレミアとの戦闘中に悟って解いてくれた。長い呪縛から、放たれて、本当のルルーシュとの思い出。誰にでも優しくしてくれるブリタニアの皇子。ナナリ―とルルーシュとユーフェミア様。コーネリア様だけが私に優しくしてくれた」


そうすると。アリエスの宮殿で撮られたであろう。幼少時代のルルーシュの画像。それや5人で映る写真。



「!?」

そこには、日本で幼少の頃のルルーシュがそのままいた。

その笑顔とナナリ―の笑顔が当時の僕の俺の支えだった。


「コーネリア。貴様に本来のルルーシュと向き合う覚悟があるなら会わせてやる。可能性の問題だが話す機会は、0%では、ない」


「スザク。御前も知っただろう?先程、自ら言っただろう?まだ、気付かないのか?コードの存在を。本当に体力馬鹿だな。だから、フレイアも止められたんだが」


「まさか?」

「そのまさかだよ。それしか、あいつと話せる機会は、無い。」

「枢木よ。お主は、本当に体力だけが取り柄の騎士なのだなw」

「スミマセン。コーネリア様。」




「まぁ〜こんな感じのやり取りを数ヶ月前に行った。もう約束は、してしまったからな。御前が目覚め次第、コーネリアとアーニャ達に連絡を入れる。そうだな。可能性の話だがサプライズもあるかもな♪」



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あきゅろす。
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