愛と呼ぶならご自由に×灰羽リエーフ りんな様 3 さっきより強引に腕を引かれる。 「な、に?」 「…んーと、なんでさ、俺以外だとそんな無理すんの?」 「はあ?」 逸らしたくても、灰羽の目の光が強い気がして。 「笑い方がヘタ。」 「うっ、うるさい。もういいでしょ。」 「だから、そういうの。 そういうのがみょうじのホントの姿でしょ。」 なんでこんな奴にここまで見抜かれてるの? 「違うよ。…だって、そういたかったんだもん。…あっ。」 本音が出てしまった。 ホントはこういう性格だけれども 嫌われたくなんかなくて。 でも灰羽の前じゃいつでも 本音でいられた。 「へえ?初めて見た、そういう顔。」 「もう、何も聞かないでよ。 今までの怒ってるの?」 まあ、当たり前だよな。 そう思う。 なにされても、拒めない。 「でもさ、それってみょうじは頑張ってたってことだよね。」 予想外すぎる言葉になにも返せず、ただただ見つめることしか出来ない。 「俺は見てたし、俺だけに見せてくれんの、嬉しかった!」 ひどいことをしてた。 そう思ってた。 私がほんとに灰羽のこと嫌いなわけないじゃない。 でも、灰羽はきっと私の事なんて嫌いに決まってるって。 「それって、どういう、気持ちなの?」 嫌いと言ってくれれば楽だから。 「…多分、好き。ていうか、愛してる!って言い過ぎかなあ…。 でも俺なまえのこと、可愛いと思ったんだよ。」 こんなことを普通に言ってしまう君。 だからこそ、普通にいられたのかも。 「そ、そう。…勝手にすれば。」 「え!…もう。俺と付き合ってくれる?」 「はあ!?言わなくてもわかってよ。」 そういう私に、君は笑っていうんだ。 「それじゃあ、俺の自由にするね。」 _____________fin_____________ **―――――**――――― リア友のりんなちゃん リクありがとう!笑 りえーふ×横暴な女の子 どうでしょうか? リエーフは天然たらしだと思う。。 でも、ひどい扱いしてごめんなさい…タイトル 確かに恋だった様から [*前へ] [戻る] |