【HQ】 lilac 【黒バス】
1
「おはよ!ゆづちゃん。」
及川、徹。
初対面のときはすごく苦手で関わりたくないタイプだと思ってた。
でも。
今はバレーに向かう真剣な態度や、へらへらした裏の芯を見て、すっかり好きになった。
「なんで急に名前…」
「えー?呼びたくなっちゃったんだもん。それに、」
近づいてくる気配に
持っていたカバンでとりあえず顔を隠す。
「照れてそーいうことするの、すごく可愛い。」
からかわれてる。
それを感じるから、睨みつける。
「そーいうのもゆづちゃんの良いとこだよ。…ゲッ、岩ちゃんだ…行かなきゃ」
そういうと及川は岩泉くんのところへ行った。
名前、よびとか。
可愛い、とか。
散々他の女の子にしてるから、できることで。
私なんて及川にとって暇つぶしの気紛れなんだと思う。
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