よみもの~中等部編
1 ~kaoru
ホームルームが終わり、俺は荷物をバッグに放り込む
今日は教科書だけじゃなく、身の回りの文具や道具類も全て持ち帰る
明日持って帰ろう、と言うヤツもいるが、俺は一度にできる事は、一度で済ます
それに明日は道具類を持ち帰るためにまたバッグを持ってこなきゃいけないだろうが?
めんどくせぇ
あれもこれも、と、バッグに入れたはいいが、ヘンな具合に膨らんでいる
まぁ、ラケットが無事ならいいか、と、更に荷物を詰めた
俺は不格好に膨らんだバッグを抱え、かのんを迎えにいく
かのんはピアノ
俺は部活に参加
こうやってかのんを音楽室まで送るのも今日が最後、か。。。
かのんの教室
開いているドアから、西森と一緒になってまだ席に着いたままふにゃふにゃと笑ってるのが見える
西森が俺に気付きかのんに合図を送ると、かのんは顔を俺に向けてふにゃっと笑う
そして、西森と二言三言、会話を交わし、荷物を持ってゆっくりと俺の所までやってきた
「行くか」
「うん」
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