よみもの~中等部編
5 ~hazue
土曜日
父さんと母さんと三人でかのんちゃんのお見舞いへ行く
昨日の夜、母さんと一緒に焼いたケーキ
かのんちゃんはいつも喜んでくれる
「母さん、花はどうしましょう?」
「そうね...やっぱりお花があった方が、お部屋も明るくなるし
葉末、おつかい頼んでもいいかしら?」
母さんからお金を受け取り、僕は駅前の花屋へ向かう
ガーベラ。。。かのんちゃんにぴったりのあの花はあるかな。。。
生憎とあの時と同じ色のガーベラはなかった
だけど、薄いピンク色のガーベラに目が止まった
店員は、とても優しくて、かわいらしいでしょう?と言う
うん、これもいいな
店員にこれで、作ってくださいとお願いすると、
小ぶりのバラとを組み合わせて、パステル色調の花かごを作ってもらえた
病院について、花かごをかのんちゃんに渡すと、
きれい、可愛いお花。。。と、僕に笑顔を向けてくれる
ふんわりと笑う君
この花かごも、君に良く似合う
かのんちゃん。。。
本当に、君はなんてステキに笑うんだろうね?
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