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よみもの~中等部編
19 ~canon

お家に戻ると、はずえクンが飛びついてきた
「かのんちゃん!いっぱい買い物したんですね?何買ったんですか?」
「え...と、お夕食の材料とか...
 はずえクンの入学準備用品に、お父さんの肌着とか...
 はずえクン達のもありますよ?丁度セールだったの」
「へぇ〜」
「薫、コレも運んでちょうだいね
 肌着は水通すから、タグとってくれる?」

海堂君とはずえクンは、がさがさ、と、袋をあけて

。。。って!?
それはっ!!!!!!!!

海堂君は。。。
そのかわいらしいピンクのドッド&ハート柄レースで、
真ん中にはピンクのおリボン、キラキラビーズ
ついでに白いレースの縁取りがついたブラとパンツを握りしめ、

   凝 視

。。。してる。。。

「いやーーーーーーっ、海堂君のバカーーーーーーーーーーーっ!!!!!!」

海堂君を突き飛ばしてソレを奪い取る私
腰を抜かした状態の海堂君
笑ったまま固まってる穂摘ママ
真っ赤になって視線をそらすはずえクン

「...あ...ごめん...海堂君...」
「え...いやっ...あのっ...ワルいっ...」

び。。。びっくりした。。。まだ心臓がドキドキする

「あらあら...葉末はともかく、薫も免疫ないの?
 なーんかそれはそれで、心配になっちゃうわ」
「かっ...母さんっ!?」
「奏音ちゃんも、着てる所みられた訳じゃないのにぃ、
 ホンット、かわいいわね〜〜〜」
着たトコロっ!?!?
うわ〜うわ〜〜うわ〜〜〜〜っ
着てるトコロ見られたことあります〜
っていうか、ついでに脱がされました〜〜
あれはお気に入りの水色でおリボンがついたブラとパンツでした〜〜〜
。。。って!そんなコト今思い出してどーすんのっ!?!?

海堂君のお母さんは、ふふふ、と意味深に笑って
「やっぱり、女の子はいいわね〜、かわいくて」
と、その場を修めるとも何とも言えないセリフを残し、お茶入れましょうね〜と、
慌てる海堂君と、恥ずかしがってるはずえクンと、挙動不審な私をその場へのこし、
キッチンへ入った

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