よみもの~中等部編 6 ~kaoru 桃城は自転車を停めに行き、俺とかのん、そして西森の3人で昇降口へ向かう かのんと西森は、不二先輩の『わさび味あられ』のハナシで盛り上がってる 「桃城君も食べたの?」 「もうね、二人して、眉間をおさえながら食べたわよ」 俺達も昨日、不二先輩の『わさび味あられ』を食べるか食べないかと、 夕食後押し付け合ったが、結局、そのまま、テーブルに飾られる事となった もしかしたら、今頃、おじさんとおばさんが、犠牲になってるかもしれない 踊り場で桃城が俺達に追いついた しばらく三人は『わさび味あられ』の話で、盛り上がっていたが、 階段を上りながら、桃城が振り向いた 「オーダー、どうする?」 「そうだな...昼休憩にでも考えるか?」 今度の練習試合のオーダーをそろそろ考えないといけない 自分の練習だけしていれば良かった頃とは違い、 俺も桃城も、こういう仕事に時間を割かなくてはならなくなった 「おぅ、部室な?」 「ああ」 [*前へ][次へ#] [戻る] |