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よみもの~中等部編
ちょっとだけ海堂のキモチがわかったりしてw

「あ、結構カワイイじゃん...これどこだ?」
「香港、修学旅行ン時の写真」
「へぇ〜〜〜っ、イイな、青学は香港か〜〜〜」
何枚目かの写真で、切原の手が止まった

「あれ?一緒に写ってるコって、海堂のカノジョ?」

しまった。。。

「はにゃっ!?ホントだっ!!カノンちゃんもいるっ」
でも俺は平静を装って、いや、おれは普通だぞ?慌ててなんかないっ!!
「あぁ、グループ行動、一緒にしたんっスよ」
「あ!知ってる!!すっごい大騒ぎになってたもんねーーー」
「菊丸サンっ!何っスか?それっ」

眼が輝いてるぞ、切原君。。。
いいよ、いいよ、その調子でもっと煽ってください

「あのね〜...修学旅行の自由行動はグループ作んなきゃいけなくって、
 モモが、カノンちゃんを、ものすごーーーーーーく派手に誘ったんだよねっ?
 そりゃぁもうっ!学校内は大騒ぎだったわけなんだにゃっ」
「よくわかんないっス」

ぽかーん、な切原君、しっかり頼むぜ〜っ
なんか、雲行きがあやしくなりそうじゃねぇか
俺の期待した通りのアクションをしてくれないと困るんだがな、切原君

「うん...二年のツートップのモモと海堂...
 女の子の間では、どうやってこの二人、もしくは一人をゲットするかって、
 水面下では熾烈な争いがあった訳なんだけど...」
いや、そんなハナシは知らねぇし
不二先輩の情報通もかなりのモンだな。。。
「まったくそのレースに乗ってもなかった奏音ちゃんをモモが誘ったから、
 学校中の注目を集めたってわけ
 おまけに、モモは海堂もグループに誘って...ね?」
「ハァ...」
と、切原は口をぽかんとあける
「お前ら、人気あるんだ?
 で?なんで海堂のカノジョ誘ってんだよ?」

そういうツッコミはナシでおねがいします、切原君

「だっ!だからっ!!
 海堂の野郎は、協調性ないしっ
 カノンちゃんは、ぽけーっとしてるしっ
 なんかじれったくてよ...つい、助け舟出しちまった、ってわけだな、うんっ」

苦しい言い訳?うんにゃ、かなり正当な理由だろ、コレっ!

「ちょっと!巻き毛クンっ!!
 独り占めしないで、アタシ達にも、ケイタイ寄越しなさいよっ」

おぅ!ナイスカット!!
ラブルスの片割れさん
そのまま、会話の主導権握ってくれっ!!!

「ちょっと待ってくださいよっ
 俺だってまだ全部見てないんっスっ!!」

おっ!切原君も、いい仕事するねぇ〜っ

そのまま俺達は、ごそごそと談話室に移動をした
ホントは行きたくなかったけど。。。
集団にもまれ、押し合いへし合い、行き着いたのが談話室ってヤツだな。。。うん

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あきゅろす。
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