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よみもの~中等部編
この世にエスパーがいるとしたらw

俺はケイタイを取り出し、写真を探しだす
「ホラ...」
修学旅行の時の写真
「その辺いっぱいあるから、勝手に見ろよ」

俺は切原にケイタイを渡し、好きにさせた
コイツの事だ、どうせ大騒ぎして、カノンちゃんのコトがうやむやになるハズ
いやいや、切原君、どうぞ、昨日以上の盛り上がり具合で、
一丁、ド派に騒ぎ立ててください、お願いします

だけど、そんな俺の浅はかな考えは、不二先輩にはお見通しみたいだ
謎の微笑を浮かべて、俺の事を見ている

そうっスよ、不二先輩
先輩の考えてる通りだ。。。

確かに。。。
俺はカノンちゃんの事が気になっていた
初めて彼女の事を知った日から

ふわふわと笑う顔
ピアノを弾く時の真剣な顔
そして、幸せそうな雰囲気に惹き付けられた
だから
ずっと見ていたんだ

嫌がらせを受けていた時だって
必死で笑顔を作っているんだろうと思うと
本当に胸が痛んだ
なんとかしてやりたかった
でも、俺にはどうする事もできず
海堂に八つ当たりまがいの事をしてしまった

だが、その時
嫌と言う程、アイツの気持ちが伝わってきた
海堂の彼女への気持ちには
絶対勝てないって思った。。。

だから、俺は二人の事を見ているだけしかできなかった

そしてその頃、気付いた事がもう一つあったんだ
カノンちゃんと、いつも一緒にいる女の子の存在に
一緒に笑って、ふざけて
そして、泣いていた
いつも、いつも、カノンちゃんと一緒に

カノンちゃんとは違うタイプ子だった

それからは、カノンちゃんとユカちゃん
二人の事を見ていた
そうするうちに、ユカちゃんのコトが好きになっていった
カノンちゃんに可能性がないから、鞍替えした、とか、
代わり、ってわけじゃない

俺は、彼女のやさしさに惹かれたんだ

そして今も
彼女に対する想いは、どんどん大きく強くなっていってる

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