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よみもの~中等部編
俺はオンナノコの方が好きだw

「で!なんっスか?」
「昨夜は、オンナノコとおしゃべりしてたでしょっ
 隅に置けないわねぇ、モっモっ尻君っ♪」
「ハァ!?」
四天宝寺ラブルスの片割れが、ケイタイをとりだし、
両手の指先でちょん、と支え、俺の前に突き出す

  『俺、やっぱユカちゃんのこと、すんげぇ好きだわっ』

「なっ!?」
その最新機種ケイタイから流れてきた声は、
間違いなく、俺の。。。声
昨日のユカちゃんとの会話。。。

しばし呆然とした
が、すぐに冷静さを取り戻せるのが俺の長所だろ?

「なんスかこれはっ!
 アンタら、ストーカーかっ!?」
「いやぁね...人聞きの悪い事言ってぇ
 ゆぅべはぁ〜、モモ尻くんったらバンダナ君と二人で消えちゃうんですものぉ
 心配して探しちゃったのよぉ、アタシ♪
 だってぇ、間違いがあっちゃいけないじゃなぁ〜い?」

やめれ。。。
何の間違いが起こるんだよ、あの海堂と
だいたい
俺はあんなガリヒョロマッチョよりも、ふわふわのオンナノコの方がいい。。。
絶対その方が、さわり心地がいいに決まってるもんなっ

「あるわけないっしょっ!!!!
 何考えてんっスか、アンタはっ」
「あらぁ〜ん、そぅなのォ...」
『しな』をつくるなっ!!!
「あーのーなーーーー」
「ザンネんっ♪」
って!!指で俺のムネをグリグリすんなっ!!!!!

「おっ!桃城じゃねぇか?
 昨日はいつの間にかいなくなるし、どうしたんだよ?」
神尾。。。また面倒なヤツが。。。
「ソッレがぁ...
 アタシ、て〜っきり、バンダナ君とイチャイチャしてるもんだと思ったのに
 女のコと電話なんかしてたのよぉ〜、ヒドいと思わなぁい?」

何がどう酷いんだよ。。。
アンタのその
 【他の追随を許さない程すばらしく豊かな妄想力】
の方が、よっぽどひでぇだろ?

コイツとはぜってぇ一緒の時間に風呂には入らない!
俺は心の中で誓った
自分の操は自分で守らなきゃいけねぇだろ?いけねぇよな??

「ホラ、ね?」
と、神尾にも、盗聴したヤツを聴かせているし。。。

「ははっ、なーんだ...
 俺、てっきりお前、杏ちゃんのことが好きなんだと思ってたぜ?」
それはオメェだろ、ホラ、背後注意、猛獣オーラ漂わせたお兄様がやってくる
「神尾...杏がどうしたって?」
「橘さんっ!?
 いや、杏ちゃん元気にしてるんっスかね〜って、桃城と...っ、なっ!なっ!?」

俺は何の関係もねぇんだが。。。
巻き込むなっ、っつーのっ!!

「えっ!何!!モモ、カノジョいんのっ!?」
そしてその後ろから、ひょっこり現れたのは、菊丸センパイ
なんか。。。なんか一番知られたくない人に、一番最初にバレた感じ???

それだけではとどまらず、バラエティ豊かな面々が次々に出現する

「まったく、青学の皆さんは余裕ですね
 昨日も、立海の切原君が何か騒いでると思ったら、今日はアナタですか」
「まあまあ、木手君、いいじゃないですか
 それぞれに、青春されていて...まさに、青春学園、ですね?」
ハハハハハ、って、なんてさわやかに笑うんだろうな、この人は。。。流石紳士
トコロデ、俺はまだ気になってしょうがないんっスけどっ
なんで柳生さんはカノンちゃんのコト、知ってるんスか?
いつどこでどうやって知り合った!?

そして、呼ばれもしないのに、
へへっ!っとにょきっと生えてきたのは、切原
「へぇ〜え...でも、ま、あの海堂よりは納得できるよな?」
「あぁら、巻き毛クンこそ、しおりちゃぁ〜んって、昨日いってたクっセっにっ?」
切原は、きょとん、としたが、すぐに、まあな!と、ニっ!!っと笑う
スゴいな。。。ここまで開き直れるって武器だよな、うん

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あきゅろす。
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