よみもの~中等部編
17 ~kaoru
いつもと変わらない朝
かのんはいつも通り、西森達と頭をつきあわせている
いつもなら、誰にも気付かれない程度に少しだけ笑顔をよこすのに
今朝は違った、かたくなに、視線を固定して
少しでも俺から身を遠ざけようとしているようにみえた
やはり、昨日のことは。。。あのコトバの意味は
俺の考えた通りだったのかもしれない
だが俺はもう迷ったりはしない
俺のこの気持ちがどんなにお前を傷つけるものだとしても
それでも
それでも俺は、お前を離したくはない
あきらめたりなんかはしない
俺の事を避けて、お前の気が安まるのならそうしろよ?
言いたくないなら、お前が辛くなるなら、言わなくていい
俺はどんなに傷ついても、お前だけを見ている
だから
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