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よみもの~中等部編
4 ~canon

出来上がったサンドイッチとお茶をもって、海堂君のお部屋に移動してお昼ご飯
うん、おいし♪
パンは、どっしりとしてて、お腹にたまりそう
それに、このつけあわせのザワークラウト、その辺に売ってるピクルスなんて目じゃないわぁ

「試験どうだった?」
海堂君、黙ってたら、ホントにずーっと黙ってるから
適当に会話を振ってみた
「あ?別にいつも通りだけど...お前は?」
「うぅん...英語がねぇ...
 あの関係代名詞ってヤツ、どうもクセモンだよねぇ...」
「お前、英語苦手だったか?でも、香港じゃ結構しゃべってたじゃないか?」
「会話はね、適当でも通じるけど、学校の勉強はよくわかんない
 っていうか、全然ピンとこないんだな、これが
 ん、まぁ、今回は赤点だけは回避できてそうな予感っ、ははっ」
あ、なんだなんだその顔はっ、私の事、おもいっきり哀れんでるでしょっ、もうっ
「海堂君、英語得意だよね?」
「得意っていうか、まぁ...嫌いじゃねぇ」
そういうのは、謙遜っていわないのっ
私知ってるんだから、いっつも90点以上とってるくせに
「で、でもお前、理数強ぇだろ?」
強いっていっても、そんな90点なんてとれません、それに
「ああ、あれこそ、憶えるだけでいいでしょ」
理数は暗記科目よ
「おぼえるって...応用は?」
「数学なんて、モンダイの数こなして、パターンさえおぼえちゃえば簡単でしょ?
 英語よりよっぽどマシよ、ふんっ」
横目で海堂君を伺うと、くすくすと笑ってる
「何でそこで笑うかなぁ?」
でも、ま、いいけど
笑われるような成績の私がいけない、ってね
「やっぱお前、おもしれぇな?」
「流石、でしょ?」
海堂君教えてくれたじゃない?
私って、男子テニス部公認おもしろ系、だって

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あきゅろす。
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