よみもの~中等部編
6 ~canon
チョコを拾い終わって、私達はまた席に着く
顔は笑ってる。。。と思う
うまく笑えてたらいいな
だって、心の中は狡い事ばっかり考えてるから。。。
一緒に食べて欲しくて買ったチョコレート
薄いグレーの和紙に綺麗な水色のリボン
バレンタインの包装紙らしくない色合い
わざわざ、私が買ってきたもの
その包装をほどいていると、不二先輩と菊丸センパイが、
教室のドアをガサ!と、開けて入ってきた
「ほぉら、不二ィ!言った通りだっただろぉ?
薫ちゃん達、絶対まだ校内にいると思ったんだよねー」
「ホントだ...
それにしても、海堂も奏音ちゃんもなんだかスゴく楽しそうだね?ふふっ」
「先輩達、もう練習とっくに上がってたのに...何してたんスか、今まで?」
。。。海堂君とは対照的。。。
やっぱり神様っているのかなぁ
狡い事ばっかり考えてる私の計画がすすまないように。。。
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