よみもの~中等部編
13 ~kaoru
うわぁ。。。父さん達、意識不明で床に転がってる
初めて見た、父さんが酔いつぶれてる所
一体どれだけ呑んだんだろう?
「薫...」
「母さん、もう寝ろよ?」
「大丈夫、もう酔いは醒めちゃったから
薫も奏音ちゃんも、本当にいいこね?」
「何言ってんだよ、やっぱり酔ってるだろ?」
「奏音ちゃんのこと、ホントに好きなら
絶対傷つけるような事はしないで、ね?」
そんな事、前にも言ってたな
「そんなことしないよ」
ってか、そんなコト、女の子本人の母さんの前で言うってどうだよ?
気まずくて、ちらりと、おばさんのほうをみると
おばさんはにっこりわらって、ありがとう、と言った
俺は照れくさくて、曖昧に笑うだけで精一杯だけど。。。
。。。約束。。。します
俺はもう二度とかのんを傷つけたくないんです
だから。。。
母さんは満足そうな表情で俺を見ると、ふうっと、溜め息をついた
「智子さん、私達もそろそろ休みましょうか?」
「えぇ、そうね...でも...」
と、父さん達の方を見る
「俺、運びましょうか?」
「あら、いいのよ薫君、明日二人して思いっきり後悔すればいいのよ」
「そうよ、薫、やめなさいって言うのに、二人して...ねぇっ?」
と、母さん達は非情な事を言って笑う
女って。。。妻って。。。怖い
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