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よみもの~中等部編
canon~1


入学第一日目、朝一番にすること
たいていそれは、掲示板にはってあるクラス分け表をみにいくことだろう
しかし、ココの学校は、新学期が始まる前に、お手紙で何組に入るのかが知らされる
だから、私はすでに1年2組ってわかってたから、掲示板の前を素通りした
っていうか、ほぼみんな素通りしている

まずは、1年2組の教室に入って、自分の席を探す
教卓にある、クラス名簿のコピーを一枚とり、自分の名前を確認する
第一日目は、出席番号順になっているはずだから。。。

菊池奏音 出席番号6番

ジェンダーフリーも浸透して、青学の出席番号は男女関係なくアイウエオ順
机の上に貼ってある番号を確かめる
窓際の。。。しめしめ、一番後ろだぞ!と、心の中でガッツボーズ
手元のクラス名簿をちらとみて。。。前の人は海堂薫。。。かいどうかおるちゃん。。。
どんな子なんだろう?
いいお友達になれるかなぁ?なれるといいなぁ

なんてことを、はらりと考え。。。。っ。。。。えっ!
息をのむ、私の前の席についたのは、男子。。。だった

えっと?え? ?薫ちゃん?
え?ええ??薫。。。くん。。。

きょときょとしてると、ふと目が合って、海堂薫君は軽く会釈をした
さらりと黒髪がながれる
キレイに整った顔立ちで、なんか育ちの良さそうな印象?
すごくイケメンか、というと、うぅん、どうなんだろう

よくわからないけど、海堂薫君は、第一日目から、とても印象が強い人だと思った

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あきゅろす。
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