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よみもの~中等部編
side canon 3

試合はもの凄い持久戦で。。。
何故か、海堂君ばかりがボールを追っかけている

気温はすごく高く、応援してるコッチも目眩がする程
試合をしている海堂君と乾先輩には申し訳ないけど。。。何か飲み物が欲しくて、
コートチェンジの時を見計らって、自動販売機に走った

「あれ?カノン先輩」
一年君が、生意気そうな顔を向ける
「まったく...よくやるよね、海堂先輩」
私はどう返事をしていいのかわからなくて、曖昧に笑った
「こうも暑くちゃ、応援も大変っスね?」
「あ、うん...あの...ベスト8、おめでとう
 越前君も、すごかったね?」
「アレくらい、当たり前っしょ?大した事ないっスよ」
生意気だけど、彼の場合は自信の現れなんだろうな、と思う
「そっか...」
「早く戻んないと、試合、始まっちゃうっスよ?」
一年君は、へへっと、生意気な目をむけ、ファンタグレープの缶を傾けた

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