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よみもの~中等部編
side kaoru 3

「海堂君?」
アイツの呼ぶ声が聞こえ、俺と柳生さんは同時に振り返った
アイツはこの状況がつかめず、きょときょと、と、している
。。。まあ、そうだろうな。。。
だいたい、俺が立海大のユニフォームを着てる事自体、理解できなくて当然だ
それにしても、わかりやすいヤツだな、と、苦笑してしまう
柳生さんは、俺のその表情を読み取ったのか、にやりと、口の端をあげた
「おや...海堂君、お連れの方がみえたようですね?
 お互い、会場に戻りましょうか?
 今は前座、といっても、折角の試合です」
まったく、食えねぇ人だな、と思う
「悪い、着替えてくるから」
「あ、うん...」

更衣室では、二人とも黙ったまま、着替えをし
互いのユニフォームを取り戻す

「では海堂君、お先に...」

ここまで丁寧で紳士面されると、慇懃無礼と言う言葉がぴったりだぞ
まったく。。。
「クソっ」
折角たたんだユニフォームをバッグに叩き付けてしまい、またたたみ直す羽目になり、
よけいにムカついた
更衣室から出てみると、柳生さんはアイツと何か会話をしている
ソレにもムカついて、ついキツい口調で、アイツの名前を呼んだ

「ごめんね」
なんだよ唐突に
「なんで?」
「もしかして、ここで待っててくれたのかな?って、思って...その、あの人と試合して...」
またしても、俺の予想を大幅に超えたセリフが口から飛び出す、おまけに。。。
「それにしても、海堂君、立海大のユニフォーム、似合わないねぇ...
 何で着てたの?あ、着てみたかったとか??」
流石だ、コイツ、やっぱただモンじゃねぇぞ、モノの考え方が、尋常じゃねぇ
「当たり前だ、俺は青学の海堂薫だろ?他所のユニフォームが似合ってたまるかよ
 ほら、試合観に行くぞ、これ以上見逃したくねぇもんな?」
「そっだね、チケット、高かったんだから、しっかり観ないとねっ」
「まったくだ」
俺はコイツのこういう所がホントにおもしろくて。。。


。。。でも、やっぱりひっかかる

柳生さんの言葉

***********
(以下途中経過報告です)

こちらも妄想が暴走中w
下書きは完成(?)してます
清書が出来次第、編集してあげていきますので
おつきあいくださいませ
18 Aug.12

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あきゅろす。
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